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芝村戦記


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2005/06/30(Thu)
第14話


楽しく会社にやってくる。
芝村さん機嫌よさそうですねといわれて
「いやー。今日は火星と太陽系各国の総選挙でね」
と返そうかと思ったが、引かれるので、やめた。

はやく誰かこのネタ分かる人が欲しいのである。

昼になるのを待ち、ソフトを立ち上げる。
シミュレーション起動。起きる起きる事件が起きる。
今日はニュースをざっと見るだけで1時間かかる。
ついでに事件関連の一方その頃がわらわら起こる。

冥王星が陥落してネーバルウイッチが火星に兵を送ってくる。
かねてから地球に手を貸していた光国は分裂状態、第5異星人が兵を派遣。
金星は地球に占領され、火星と火星衛星群が同盟破棄。

地球ではクーデター。ジョージ・タフト、失脚する。

火星は地獄の釜をのぞいたようなありさまだ。
異星人に占領された都市船では大規模な虐殺発生。6000万人の人口の都市船がほぼ0といってもいい100万人にまで下がっているところもある。

アリアンに向かって名のなき乗員が、こんなのが俺の目指していた独立じゃないと呪詛の声をあげている。それを何度も繰り返し再生して聞いているアリアンがいる。

何か声をかけようかとも思うが、結局、声をかけるのはやめる。
この日から主人公にサングラスをつけさせる。

エンディングトライは大後退である。今現在は20年の平和も保障できない。

いまや火星は軍隊の展示場だ。色々な国が火星の一隻の船を殺すために兵を送っている。このうちの大部分の兵士は、もう二度と家に帰ることはないだろう。

いずれにしても7日間の連続戦闘の疲れ、なかでも人のそれを癒すため、しばらくヌルプレイをしようと考える。とはいえ、ほんとにだらだらプレイすると(プレイヤーが)寝てしまうので、ゲーム中の1時間に一回誰かに話す、×12回で半日を過ごすことにする。

1分に1回話せるからといって1時間に60回話していたら、ゲームクリアまで7ヶ月として考えても、やってられない。ゲーム内1時間1回くらいキャラと話すくらい(それも気が向いた時)が我には丁度いい。現実時間で1時間1回でもいい。1時間1回しかしゃべらなくても、ゲーム終わるまでには十分仲良くなれる。

出来るからやるではなく、出来るけどやりたくないのでやらないことがこのゲームの基本である。どうせなにもかも、一人の人間の手には余るように作ってあるのである。

<続く>

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